ハンカチは何に使うの?〜Taschentuch

最近はハンカチを持ち歩かない人が増えたそうですね。
外出先でトイレに行くと ハンドドライヤー(エアータオル)やペーパータオルが設置されているところが増えているので 必ずしもハンカチを持って歩かなくてもよくなったからでしょうね。

さて、ハンカチといえば・・・・・・・・・

「ハンカチ」を和独辞書で引くと Taschentuch (das Taschentuch / die Taschentücher)
タッシェントゥーフ と出ます。
  Tasche=ポケット、バッグ
  Tuch=布 (ある用途のために加工された) 
この「Taschentuch」ですが 2種類あります。
1つは布製。(Stofftaschentuch)・・日本語ならハンカチです。
もう1つは紙製。(Papiertaschentuch)・・これはティッシュペーパーですね。

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布製のTaschentuch, ハンカチですね。これは日本製。

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これは紙でできたTaschentuch, Taschentücherです。 ドイツ製。
ちゃんとパッケージに「Taschentücher」と書いてあります。
音符のものは柄入りのTaschentücher. 見た目は食事につかう紙ナプキンみたいです。
Taschentücher といえば Tempo と呼ばれるくらい、Tempo(商品名)のものが有名なのですが
ちょうど手持ちにないので別のメーカーのもの(庶民の味方、ALDIのもの)の写真を貼っておきます。まあ、中身は同じ。。



まだドイツに来たばかりの頃、ドイツ語の語学学校に通っていた時の事。
授業中に先生が布製のTaschentuch(ハンカチ)を見せながら
"Wozu benutzt man Taschentücher?"  
(ハンカチは何に使いますか?)

手を洗った時に拭くものじゃないの? それとも汗を拭くもの?

"Zum Nase putzen!"
(鼻をかむためですよ)

実際にWikipediaにも 第1行目にこう書かれています。
Ein Taschentuch ist ein Stück Stoff oder Papier, das vor allem zur Säuberung der Nase verwendet wird.
(タッシェントゥーフとは 布または紙で出来た、とりわけ鼻を綺麗に(鼻をかむ)する時に使われるものです)  
                    (wikipedia "Taschentuch"より引用・和訳はしろうさぎde)   

鼻をかむ時に使うの? 紙製のTaschentuchならわかるけど 布製も??


最近はこの布製のタッシェントゥーフはあまり見かけなくなりましたが 私がドイツに来たばかりの1980年代にはまだ使っているドイツ人をよく見かけたものです。
私たちに質問をした女性のドイツ語教師も ざっくりしたセーターの袖の中から布製のTaschentuchを取り出し、その(日本語なら)ハンカチを鼻にあて 大きな音を立てながら鼻をかみ、 そのハンカチをクシャと畳んで またセーターの袖の中にいれていました。
まだ30歳前半らしい独身の女性でも そうやって鼻をかんでいたのですから これが一般的な鼻のかみ方 だったのでしょう。
そう、一度鼻をかんだからといって そのハンカチをすぐに洗うでもなく、捨てるでもなく、鼻をかみたくなったら 袖に入れたハンカチを再び出して 鼻をかんでいました。
最近は布製のTaschentuchで鼻をかむ人はあまり見かけなくなりましたが TEMPOに代表される紙製のTaschentuchを使う時も 一度鼻をかんだTaschentuch(これは日本語ではティッシュペーパーですね)を くしゃっと丸めて またズボンのポケットに入れる人をよく見かけます。

鼻をかんだ紙をすぐに捨てずに また使うなんて・・ですよね。
そうしたくなるのも わからないではないです。 なぜか?

① ヨーロッパの紙製品は日本のに比べると値段が高くて 質が悪い
② この紙製のTaschentuch, 日本のティッシュペーパーに比べると分厚く、4枚重ね。(丈夫です!)

しかし、やはり鼻をかんだ紙をすぐに捨てずに持ち歩くのは 衛生上良いとは言えません。

2009年、世界中で新型インフルエンザが流行した時に さすがのドイツ人も衛生面にもっと気をつけなければ!と 学校などのトイレに インフルエンザ予防のために気をつける事項がかかれた紙が貼られましたが その予防対策の中に
「一度鼻をかむのに使用したTaschentuchは使用後すぐに捨てましょう」 と。


ところで・・・・
布製のハンカチがあまり見当たらないドイツですが(デパートなどで売っていますが) 私は手汗をかくので 外出時は常に日本で購入したハンカチを持参しています。
ピアノのレッスンの際に ピアノを弾いた後にハンカチで鍵盤を拭いていると
「先生、これなあに??」とハンカチを物珍しそうに見る子供に何度も会いました。
「こうやって鍵盤を拭いておくと 気持ちよく弾けるでしょう?」
生徒は 鍵盤を拭くための専用の布と思ったかもしれません。

また ある時は
暑い日だったので 柔らかくてちょっと分厚いハンカチを持って歩いていたら (上のハンカチの写真の右側のもの)
ドイツ人の友人に 「こ、これは 赤ちゃんがつけるよだれかけ??」と尋ねられたことも!

まあ・・かわいい猫の模様だしね。

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